【乾徳道場】樹海村の言い伝え…謎の宗教施設



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在ってくれてありがとう。そしてこれからも在ってほしい。

樹海に謎の宗教施設があります。
乾徳道場の名をご存知ですか?

聖なる精進口登山道

樹海村は未だ、春。
4月中旬の桜は未だ、見ごろだ。

樹海村から東海自然歩道へ

未だ、139号線が無かった江戸、明治…。

精進口登山道は
人々の生活の道、
そして富士山信仰、宗教の道です。

この道は聖なる道です。
まずそこにたどり着くために樹海村の東、
東海自然歩道から精進口登山道を目指します。

廃道になった入り口から。

神様の祠

謎の祠です。
柵が何か守っているように見えて神聖なエリアを示しているように見える。

美しい、何でここなのかは来ると分かる。

謎の人工物(氷室?)

面白いものが沢山あります。

精進湖で身を清めて、富士山に登る。
かつて富士山はあの世でした。

そして現在のこの樹海は自殺の名所となってますね。
不思議な道です。

丸金1

左廃道、右現在の登山道。

歩いてきた「しやうじ道」はこの先、丸金2からなるさわ道。
そして丸金3から行場道、乾徳道場と続いています。
1人散策はリスクが高いので今回は現在の遊歩道、登山道を歩きます。

廃道を好む者のオーソドックスな道探しは、国土地理院の旧版地図と現代の地図を重ねる。
この丸金1から富士山へ続く現在の道は明治の地図には書かれていません。
現地から分かる道。

石には、しやうじ、なるさわ、もとすが書かれている。
明治の地図には無いが道があった可能性が非常に高い。

もしかしたら、より前の江戸以前からも在ったかもしれない。
珍しい道探しが体験できる大好きな標石だ。

仕事道

しばらくして、アスファルトから見慣れた樹海の遊歩道に変わる。

噴火で溶岩で形成された土地は田畑にむかず、樹海の木から炭を作っていた。
点在する炭焼き小屋の跡。

この道は木馬道だった。
山仕事で使う仕事道、力強い林業家の往来があった。
家族を守るために。

樹海の廃道

ここからは捨てられた道、旧道です。
遊歩道と違って現在は人の出入りがありません。

どうなるのでしょう、普通なら見ることのできない大自然。
ほんとうの樹海が待っています。

木が覆いかぶさってます。
まるで行ってはいけないと心配してくれているよう。

ありふれた言葉だけれど、自然が一番美しい形を描くと思う。

謎の宗教施設…乾徳道場

急に目に飛び込んできたのは人工物。

ずっと平坦な樹海では、人が異。
ゆえに人工物を見るとわさわさする。

最初は、不気味だ。

使い古された言葉ですがまさに緑の楽園のよう。

とても静かな、
かつてここが修行の場になっていたことが肌で分かる。

この石塁の橋を渡ると在る。

乾徳道場

異様な光景に見えるがここで感じるのは風や木々、鳥のさえずり。
たしかに修行の場としたことがここに立つと分かる。

もちろん開かない。
すべてに鍵が閉じている。

建築寄附者芳名。
精進村の名が並ぶ。

ガスの線なのかな。分からない。
裏に回ると止まった時間が動き出しそうにいる。

樹海のど真ん中に電気も水もあるわけがない。
発電機や、お穴の水で生活していた。

私は幼いころ、ここに住むおばあちゃんに会ったことがある。
忘れてしまっている…頑張って記憶を辿ると、不思議な神秘的なオーラを纏っていたように思い出る。

あの方はこの場所でご飯を作っていたのだろうか。
あまりに昔で姿を思い出せるはずはないが、この場所にそっと重ねた。

この祈りの言葉は乾徳道場の言葉なのか、それとも後から貼ったのか。

テレビも見えていたのかな。
それともラジオ?

ノスタルジックなタイル。
昭和に見た気がする。

精進御穴日洞

生まれ変わりの穴。
行場道には無数の修行の穴が点在する。

精進御穴月洞

日洞があるなら、月もある。

誓行徳山のお墓の裏にうっすら道がある。

山臣講

開祖、誓行徳山。 

山臣講の日と月。
数ある富士講で刻まれているのは珍しいかと思う。

2代目賢鏡。

3代目善明。

忍野八海の大我講もある。
宗派は違うが、交流があったのだろうか。

3代目善明の古墓。
人型が彫られているように見える。
肉眼では見えづらいが生司(しょうじ)と書かれている。

分からない。
溶岩でできている、おそらく一番古い。

樹海村の言い伝え

江戸時代、1827年ごろの年明け…
村に一人の男がやってきた。
大切な霊場の修行を望む男は誓行と名乗る。

神聖な生死を司る穴は村の禁忌。
村人たちからは何度も対立、反対をうけた。
寄り合いでは賛成はほとんどおらず、
多くはあの過酷な自然の中では生きてはいけまいと中立に近い反対であった。

しかし、いつしか誓行の信念の強さに負け、村人たちはお穴の管理を任せることにした。

誓行は不思議な力を持っており、熊と仲良くしたり、呪文を唱え病をかかえる村人を助けた。
精進はこの時代は生司(しょうじ)だった。
誓行がかかげる教えは「生を司る穴…生まれ変わり」不老不死である。

このことが後の悲劇を産む。

村には信仰深い親子がいた。
ある日、父親が生司湖で溺れて亡くなる。
子はつらさ、悲しさに耐えきれずに誓行を責める。

誓行がとなえる富士山と湖と穴の三位一体…不老不死。
「誓行は死なないのか」

誓行は子の疑問に命をかけることにした。
不老不死を身をもって教えるために、お穴で即身成仏する。

ここが在ってくれてほんとうにありがとうと心から思った。
そしてどうか、これからも在ってほしい。

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