樹海は3つのエリアに分けられます。
完全自◯マニュアルで紹介されてしまった場所、XYZ。
今でもXゾーンだけが残っています。
この場所は県道71号線に位置します。開拓道路と呼ばれていたこの道はかつて開拓者の生命線のような道でした。当時は道幅も馬車がやっとの広さで物資や人の往来があったと思います。
それ以前は中の金王路と呼ばれていて、甲斐国と駿河国を繋いで王の道でもあってヤマトタケルも歩いたかもしれない。
甲斐国志では「鳴沢村富士北西麓を通過し駿河上井出に至る」と記されています。
国道139号線を志◯者の視点でXゾーンに向かってみます。河口湖インターを降りて本栖、富士方面へ。20分ほどで消防署を左折、71号線に乗りました。人里から樹海に変わったらXゾーンに入った合図です。左側。
大室山近くまでXゾーンは続きます。車なら好きな場所から入る。
入りやすい場所は車が止めやすい場所。
ここがXゾーンの入り口というものはない。
ただ徒歩なら話は別で、きっとここかなって入り口がある。徒歩で実際に歩いてみました。紅葉台入口のバス停を降りて引き返すように消防署を目指す。そして71号を富士方面に歩く。
人里から樹海に変わった頃には息も上がる。精神状態が錯乱してるならすぐにでも樹海に入りたくなるだろう。そのくらいの時に入り口が現れる。
僕は霊感がない側だと思っているがこの場所の畏れのような怖さは感じる。神様はいないこの場所に畏れがある。きっとたくさんの悲しみや怒りやネガティブが渦巻いているのだと思う。
しばらくして紅葉台のバス停へ向かう。必ず思い直した志◯者の視点で帰るようにしている。そうでもしないと飲み込まれてしまう。心が弱い時に来てしまったらそのまま樹海に入りたくなるような、誘われてしまうような。
でも時々いきたくなる、Xゾーンです。