花が枯れた 君見た 笑った
動き出す小説の中
君、手離して サヨナララ お元気で また
透明、螢を 手のひらに隠した
溶けそうだよ 私を早くね 探して
走って 見つけて 泣いてね
壊れそうだよ ここにね きてよね
痛くて 痛くて 死にたい
指先 二人で走った
氷砂糖、月貼りついた
君と話して 砂の壁が光った部屋さ
透明、螢を 連れだしてあげるよ
揺れそうなの
私の世界に お願い 気やすく
入ってこないで
壊れそうなの 捕まえていてね
お願い ぎゅっとね 抱いてて
消えそうだよ 私を見ないで
繋いで 紡いで 朱色の幸せ
君の声が 聞こえた気がして
ふり向く 雑踏の中
「バイバイ。」
溶けそうだよ ららら らら ああ